ビタミンというのは、体の機能を維持するための微量栄養素のことです。現在認められているビタミンは13種類あります。その中でビタミンB群は8種類あります。(ビタミンB1,B2,B3,B5,B6,B7,B9,B12)今回はビタミンB1について説明します。
ビタミンB1(水溶性ビタミン)
チアミン(thiamin, thiamine)のことをビタミンB1とよぶ。サイアミン、アノイリンとよばれることもある。鈴木梅太郎によって、脚気を予防するものとして発見された。
生理作用
脳や神経組織のエネルギー源になる糖質の代謝をおこなう酵素を助ける働きがある。(補酵素として働く)また、ストレスを緩和する働きや、疲労物質が体内に蓄積されるのを防いで疲労を緩和し、回復を早める効果もある。
欠乏症
・脚気
・食欲不振
・記憶力低下
・疲労や倦怠
・関節炎
・肩こり
・心的ストレス
過剰症
ビタミンB1を摂取しすぎると神経過敏や発疹をおこすこともあるが、水溶性ビタミンなので尿などで体外に排出されやすいため、過剰症の心配はあまりない。
推奨量(単位はmg)
0~1歳 0.1~0.3
1~5歳 0.5~0.7
6~8歳 0.8~0.9
9~14歳 1.0~1.1
成人男性 1.3~1.5
成人女性 1.0~1.2
妊婦 1.1~1.4
授乳婦 1.1~1.3
※推奨量というのは、ある性・年齢階級に属する人々の多くが1日の必要量を満たすと推定される1日の摂取量のこと。
多く含む食品
豚肉・枝豆・えんどう豆・大豆・玄米
ビタミンB1は、アリシンを多く含む食品(ニンニク、ニラなど)と一緒にとると、体内に吸収されやすくなります。メニューの例としては、レバニラ炒めや豚挽き肉とニラを使った餃子はビタミンB1とアリシンを一緒に摂取できます。
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