ビタミンというのは、体の機能を維持するための微量栄養素のことです。現在認められているビタミンは13種類あります。その中でビタミンB群は8種類あります。(ビタミンB1,B2,B3,B5,B6,B7,B9,B12)今回はビタミンB2について説明します。
ビタミンB2(水溶性ビタミン)
リボフラビン(Riboflavin)のことをビタミンB2とよぶ。体の成長に必要なビタミンで、ビタミンGとよばれていたこともある。
生理作用
脂質や糖質、タンパク質などの代謝にかかわる酵素を助ける働きがある。(補酵素として働く)また、細胞の再生を促進する働きもあり、皮膚、髪、爪などを作り、健康に保つ働きもある。ほかにも粘膜を保護する働きがある。
欠乏症
・成長の遅れや停止
・口角炎
・角膜炎
・舌炎
・皮膚炎
・ニキビ
・めまい
・シビ・ガッチャキ症(眼や唇、肛陰部などの皮膚と粘膜の亀裂炎症)
過剰症
ビタミンB2を摂取しすぎると皮膚のかゆみや腫れをおこすこともあるが、水溶性ビタミンなので尿などで体外に排出されやすいため、過剰症の心配はあまりない。
推奨量(単位はmg)
0~1歳 0.3~0.4
1~2歳 0.5~0.6
3~5歳 0.8
6~7歳 0.9~1.0
8~9歳 1.1~1.2
10~14 1.3~1.4
成人男性 1.4~1.6
成人女性 1.2~1.4
妊婦 1.2~1.7
授乳婦 1.6~1.8
※推奨量というのは、ある性・年齢階級に属する人々の多くが1日の必要量を満たすと推定される1日の摂取量のこと。
多く含む食品
卵・レバー・豚肉・牛肉・ドジョウ・ウナギ・納豆・モロヘイヤ
ビタミンB2は脂質代謝にもかかわっているので、不足すると脂質がエネルギーとして使われにくくなり、疲れやだるさなどにつながります。けれども、ビタミンB2は体内に蓄えておくことができないため、こまめに摂取するようにして下さい。
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