ビタミンというのは、体の機能を維持するための微量栄養素のことです。現在認められているビタミンは13種類あります。その中でビタミンB群は8種類あります。(ビタミンB1,B2,B3,B5,B6,B7,B9,B12)今回はビタミンB5について説明します。
ビタミンB5(水溶性ビタミン)
パントテン酸(pantothenic acid)のことをビタミンB5とよぶ。パントテンというのはギリシャ語でどこでもあるという意味を指す。この言葉が示すように、ビタミンB5は多くの食品に含まれているため、通常の食生活をしている場合、不足する心配はほとんどない。
生理作用
脂質や糖質などの代謝にかかわる酵素を助ける働きがある。(補酵素として働く)カフェインやアルコールの分解を助ける働きもある。また、副腎皮質ホルモンの合成を助け、ストレスに強い体を作る働きもする。ほかにも、傷ついた皮膚の回復や髪のダメージの改善を助ける働きもしている。
欠乏症
・皮膚炎
・しわ
・脱毛
・頭痛
・副腎皮質機能低下
※ビタミンB5は多くの食品に含まれているため、通常の食生活をしていれば欠乏症の心配はあまりない。
過剰症
過剰症は特にないといわれている。
目安量(単位はmg)
0~1歳 4~5
1~5歳 4~5
6~9歳 5~6
10~14歳 6~7
成人男性 6~7
成人女性 5~6
妊婦 6~7
授乳婦 9~10
※目安量というのは推奨量を求めるのに十分な科学的根拠が得られない場合に、ある性・年齢階級に属する人々が、良好な栄養状態を維持するために十分な量のこと。
多く含む食品
レバー・肉類・魚肉類・大豆・牛乳・卵
ビタミンB5はカフェインやアルコールを分解するのにも使われるため、これらの摂取量が多い方は、ビタミンB5も多めに摂取した方がいいそうです。
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