日常会話の中で「昨日は、10km走った。」などと言うことがありますが、同じ10kmでも、 ランニングで走ったのか、ジョギングで走ったのか、あるいは、平坦な道を走ったのか、山道を走ったのかなどによって、運動のきつさが変わってきます。そのため、単に「10km走った。」という事実は、共通に使える運動強度の指標とはなりません。
運動強度を表す指標は、運動のタイプや測定法などによって、何種類かあります。その中に、自覚的運動強度があります。自覚的運動強度というのは、運動の負担度を主観的に判断する尺度です。代表的なものとして、ボルグによって考案されたRPE(Rate of Perceived Exertion)があります。RPEは以下の表を利用して、自覚的な運動のきつさを6~20の値で数値化します。
RPE判定表
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6
7 very very light (非常に楽)
8
9 very light (かなり楽)
10
11 light (楽)
12
13 fairly hard (ややきつい)
14
15 hard (きつい)
16
17 very hard (かなりきつい)
18
19 very very hard (非常にきつい)
20
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